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アストラムラインは明日に向かって走る

アストラムラインとは広島で運営されている新交通システムの愛称です。運営母体は、広島高速交通株式会社で、広島市などが出資する第三セクター方式の会社となっています。「明日」と電車を意味する「トラム」からの造語で、明日に向かって走れ、という願いがこめられているそうです。広島市民からはさらに略して「アストラム」と呼ばれていることが多いようです。1994年10月に開催された第12回アジア競技大会の開催に合わせて8月に開業しました。首都以外でアジア大会が開かれるのは広島が初めてでした。車両の編成は6両で、始発の広島市内中心部の本通駅から、終点の広域公園前駅まで18.4km、所要時間は35分です。本通駅から城北駅までの区間は地下を走行していて、それ以外は高架線となっています。体の不自由な方の利用も考慮されていて、駅構内にはエレベータが設置され、手すりも完備されています。また、車両内には車イスの固定場所も設けられています

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料金とカード

アストラムラインの時刻表をみると、ラッシュアワーにあたる平日朝8時台には、21本が運行されています。ほぼ3分に1本の割合で走行している計算になります。大都市圏の混雑ぶりがうかがえますね。市内中心部を通る幹線のため、市民の通勤通学の足として重要な交通手段として定着しています。また、サンフレッチェ広島が広島ビッグアーチで試合を開催する場合には試合開始と終了時刻に合わせて臨時列車も運行されています。アストラムラインの運賃は、最低区間料金が180円、全区間乗車で470円となっています。アストラムカードは、割引がついた共通カードで、広島電鉄や各社バス路線との相互利用が可能です。共通カードを導入する会社の中では、唯一自動改札機を利用出来るカードとなっています。さらに広島シティネットワークの範囲内でICカード乗車券「ICOCA」が2007年夏に導入されたことに伴い、2009年春からはアストラムラインでもICカード「PASPY」が導入予定となっており、共通利用が開始される見通しです。

アストラムラインの今後

広島市は1999年11月にアストラムラインの延伸計画を正式に発表しています。現在終点の広域公園前駅から東へJR西広島駅を経て、JR広島駅までの延伸計画が一点、さらに本通駅からは南へ広島大学跡地再開発地区まで延伸してα型の路線とする計画です。予定では2015年ごろまでに広域公園前駅から西広島駅間の6.2kmを整備して、アストラムライン新駅とJR西広島駅および広電西広島駅を橋上の駅舎で接続する「西広島総合駅」の計画も進行しています。さらに2020年ごろまでには、西広島駅から白神社前交差点間2.7kmおよび本通駅と白神社前交差点間0.5kmを整備完了して、2030年ごろまでに白神社前交差点と広島大学跡地間0.9kmおよび白神社前交差点とR広島駅間2.7kmを整備しようというものです。この計画では広域公園前駅と西広島駅間を「西風新都線」、西広島駅と広島駅間を「東西線」、本通駅と広島大学跡地間を「南北線」と仮称しています。しかしながら、広島市は2007年2月、財政の状況から西風新都線以外の延伸は非常に厳しいとの見解を示しました。

Copyright © 2008 アストラムラインは広島の新交通システム